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長野で失敗しないLED照明
2025.09.21
こんにちは!あったか子育て応援住宅の保坂です。

――今日は「照明」のお話です?
先に大事な結論からドドーーーン!\(`・∀・´)/
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2026〜2027年にかけて、一般照明用の蛍光ランプは国際的な取り決めに沿って「製造・輸出入」が段階的に廃止されます(直管・環形は原則2027年末、コンパクト形は2026年末)。ただし在庫の販売や既存器具の使用はOK。慌てず計画的にLEDへ移行すれば大丈夫です。
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あったか子育て応援住宅はLEDを標準。コスパ良く、長寿命で、子育て世代の暮らしにフィットさせます。
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色温度(K) 演色性(Ra/CRI) フリッカー(ちらつき)など、押さえるだけで満足度がグッと上がる指標を、理系の保坂がやさしく解説します。色温度の目安は「電球色2700K 温白色3500K 昼白色5000K」覚えておくと超便利!
1. まずは“照明の三世代史”をサクッと?
① 白熱灯(フィラメントが熱で光る=とても自然な連続スペクトル)
雰囲気は最高。ただし発熱が大きく寿命は短め。
② 蛍光灯(放電+蛍光体で発光)
省エネで長寿命。ただ、ちらつき(フリッカー)が気になりやすい時代がありました。近年は電子安定器で改善も。フリッカーはLEDでもドライバ次第で起こるので、低フリッカー設計が鍵です。
③ LED(半導体が光る=高効率・長寿命・調光 調色が得意)
最近は高演色(Ra90以上など)も増え、料理や肌色がきれいに見える“印象アップ”が狙えます。
用語メモ
色温度(K):小さいほどオレンジ(あたたかい)、大きいほど白〜青白(シャキッ)。目安は2700K 3500K 5000K!
演色性(Ra/CRI):色の再現性。Ra90は写真や料理 メイクにも◎。R9(赤の忠実度)もチェックすると玄人。
フリッカー:ちらつき。IEEE 1789の考え方が指標。住宅は低フリッカー設計のLEDと相性の良い調光器を選ぶと安心。
2. 2026〜2027年「蛍光灯」段階廃止の正しい理解Q&A(不安ゼロへ)
Q1. 何が禁止?
A. 「製造・輸出入」が禁止。販売(在庫)や“使うこと”は不可ではありません。焦らず計画的に切替を。
Q2. いつまで?(種類で異なる)
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コンパクト形蛍光ランプ:2026年12月31日まで
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直管 環形:一般タイプは2026年末、三波長系などの高効率タイプは2027年末まで
まとめると2027年12月31日で直管 環形は実質終了のイメージ
Q3. 背景は?
国際的な水銀削減(水銀に関する水俣条約)。世界的にLED移行が本流です。
Q4. 日本のメーカー動向は?
国内メーカーも2027年末の製造・輸出入禁止の案内を出しており、LEDへの置き換えが前提になっています。
3. 「LEDは電磁波が出る?」誤解を整理?
可視光そのものが電磁波。ここで言う電磁波=広い概念なので「光=電磁波」は当たり前の話です。通常使用のLEDでヒトに直接の健康悪影響を示す確かな証拠はないとする見解が主流。一方で、夜間の強い光暴露が体内時計に影響しうる可能性は議論されており、寝室は“電球色(2700K)+明るさ控えめ”が現実的な対策です。
保坂の“超シンプル実践”
夜:2700K+間接照明でリラックス
朝・勉強:5000Kでシャキッ
料理・写真:高演色(Ra90↑)で“おいしそう&肌色キレイ”
4. 長野の暮らしד失敗しない”配灯と色温度プラン?❄️☀️
長野は冬が長く、日照の短い時期がはっきり。放射冷却で朝晩ぐっと冷え、夕方も早く暗くなります。日中は自然光を最大活用、夕方以降は明るさと“温かみ”を足すのがコツ。子育て動線・雪の持ち込み・洗濯・学習時間も意識!

リビング・ダイニング(家族時間の中心)
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ベース:ダウンライト×少数 or シーリング1台+間接光(コーニス コーブ)
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アクセント:ダイニングにペンダント1〜3灯で“食卓フォーカス”?
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色温度:普段3500K、食事や団らんは2700Kへ“調色”。写真映え重視日は5000Kに。
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演色性:Ra90↑で料理が映える。トマトの赤(R9)が効くと“おいしそう”が一段UP。
キッチン(作業性と安全第一)
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配灯:手元(レンジ前 シンク上)にライン照明やスポット。
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色温度:4000〜5000Kでシャキッ。
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器具相性:密閉器具OK表記のLEDを選ぶ(レンジフード周りは温度・油ミストの影響)。
子ども部屋・スタディコーナー(集中と休息の切替)
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宿題タイムは5000K、就寝前は2700Kへ落とす“時間調光”が最高。
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フリッカーに敏感なお子さんもいるので低フリッカー仕様×相性の良い調光器を。
寝室(睡眠の質こそ正義)
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色温度:2700K固定 or 調色でも夜は必ず“電球色側”へ。
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配灯:天井は控えめ+ベッドサイドに手元灯。夜間授乳やお世話でも眩しくない。
玄関・廊下・洗面(冬の朝晩に効く)
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玄関は人感センサーで省エネ&快適。
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洗面鏡まわりは顔が均等に明るい縦型面発光がベター。ヒゲ剃り・メイクの色再現に高演色を。
脱衣室・浴室(ヒートショック対策も意識)
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冬場は明るすぎず、あたたかみを。浴室照明は器具の防湿・密閉対応を必ずチェック。
外部・玄関ポーチ(雪・氷・防犯)
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足元グレア(まぶしさ)を避け、横配光で段差・凍結を視認。
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ポーチは人感×昼夜センサーを組み合わせて、冬の夕暮れ早期点灯に自動対応。
5. 買う前の“チェックリスト”?(保存版)
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口金とサイズ E26 E17 GX53など器具に合うか。
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調光対応 パッケージの「調光器対応」表記は絶対確認。
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密閉器具対応 浴室 屋外 密閉グローブは対応品のみ。寿命短縮に注意。
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色温度(K) LDKは調色が便利(2700〜5000K)。寝室は電球色固定も◎。
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演色性(Ra/CRI) Ra90↑推し。料理 肌色の満足度が段違い。
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フリッカー対策 低フリッカー設計の製品+相性の良い調光器(IEEE1789の考え方に沿うと安心)。
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器具一体型か 近年は“器具一体型”が主流。基本は器具ごと交換の考え方に。メンテ計画も一緒に。
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保証とアフター LEDは長寿命でも絶対壊れないわけではありません。保証と点検体制を確認。
6. 価格も抑えて“映える”——保坂のおすすめ配灯レシピ???
LDK(18畳想定・ローコスト寄り)
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ベース シーリング or 少数ダウンライト+間接照明(テープLED)で“陰影”をつくる
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ダイニング ペンダント×2〜3灯(Ra90↑ 2700K推奨 食事写真がうまくなる?)
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キッチン 手元ライン+スポット(5000K寄り 高演色)
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操作 ワンタッチで「くつろぐ(2700K) 家事(4000K) 勉強(5000K)」切替
子どもスペース
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天井は均一に、デスクは面発光スタンドで手元をムラなく。夜は“電球色側”へ。
寝室
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ダウンライト最小限+ブラケット スタンド。夜のスマホはほどほどに(自戒…ぐぬぬぬ)。
余談 うちの子(小4&小2)、寝る前に“電球色+間接照明”にすると読書がはかどり、寝つきも良い体感です?✨
もちろん個人差はありますが、「寝る1時間前は2700Kで穏やかに」は万人に効きやすい小ワザ。
7. リフォーム・交換のタイミングとロードマップ?️
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Step1 現状確認 蛍光灯器具の口金 安定器方式 設置環境(浴室 屋外)
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Step2 優先順位 1よく使う場所 2電球の単価が高い場所 3冬に暗さが気になる場所
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Step3 先に“核”から LDKとキッチン、玄関ポーチ(防犯 凍結対策)
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Step4 在庫運用 当面使える在庫があれば無理に即交換は不要。劣化や点灯不良、玉切れが増えたら計画更新。
8. よくある“もったいない失敗”TOP5(回避策つき)?
1 調光非対応球を調光器で使う → ちらつき 故障の原因。対応表記を必ず確認。
2 密閉器具に非対応LED → 高温で短寿命化。密閉対応を選ぶ。
3 全部5000Kで統一 → 夜が落ち着かない… LDKは調色で“時間とシーン”に合わせよう。
4 演色性を軽視 → 食卓 洗面の満足度ダウン。Ra90↑で日常がちょっと上質に。
5 フリッカー無視 → 目の疲れ 違和感の原因に。低フリッカー設計+相性の良い調光器で回避。
9. 保坂の宣言(ちょっとだけ自慢も)(`・∀・´)エッヘン!!
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私たちはLED標準。ローコスト寄りでも、色温度×演色性×フリッカーの三拍子で“価格以上の満足”を狙います。
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長野の冬と子育ての暮らしを知り尽くした地域密着の設計で、「夜のくつろぎ」と「朝のシャキッ」を照明でつくります。
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もちろんアフターもおまかせ。器具一体型の更新時期や、ペンダントの高さ調整など、なんでも聞いてください。
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ちなみに私、最近はルービックキューブを子どもと競争中(負けそう…ぐぬぬぬ)。でも照明計画は負けません。笑
10. まとめ(プロの答え・保存版)✅
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蛍光灯の製造・輸出入は2026〜2027年で段階廃止。在庫販売と既存使用は可能。焦らず計画的LED化へ。
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色温度は2700 3500 5000Kを使い分け。夜は電球色、勉強 作業は白め。
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演色性(Ra90↑)で“料理 肌色”をきれいに。ダイニングと洗面に効く。
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低フリッカー×相性の良い調光器で“目に優しい”明かり。
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密閉器具対応 調光対応などラベル表記を必ず確認。
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長野の暮らしは“夕方早い暗さ 冬の長さ”がポイント。間接光+調色で四季を心地よく。
よくある質問(おまけ)
Q 今ある蛍光灯はすぐ捨てるべき
→ いいえ。在庫販売 使用はOK。不具合や玉切れ、明るさの不満が出たタイミングでLEDに計画移行を。
Q LEDは本当に安全
→ 通常使用で直接の健康悪影響の証拠はないとの見解が主流。夜間の強い光は体内時計に影響しうるので、寝室は2700K&照度控えめが無難。
Q まずどこから替える
→ 家族が長く過ごすLDKとキッチン、玄関ポーチから。暮らしの満足度が一気に上がる“費用対効果ゾーン”です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あったか子育て応援住宅株式会社の保坂でした。ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!